どこまで改造できるか
改造をどこまでやってよいかというと、ある意味無限でもあります。
公道を走るという限定を除けば、お金の尽きるまで、アイディアが無くなるまで、命尽き果てるまで、自分が納得するまでとことん追及するというのが、マニアの真髄でもあります。
実際にモンキーに百万単位でお金を掛けている人や、原型が無くなるまで改造を行っている人がいる世界です。
そういうコアな人はさておき、現実問題としての改造の範囲はというと、これは原産国や排気量や住んでいる場所、乗っている人にもよりけりではっきりとしたことはいえないというのが実情です。
違法か合法か
まず原産国なのですが、国産と輸入車では違います。
バイクですと分かりにくいかもしれませんが、国産のスポーツカーであるGTRと、フェラーリやランボルギーニを比べてもらうと分かりやすいはずです。街中を走っているGTRは、他の車と比べてもそう大きな違いはありません。
ですがフェラーリは走っているとすぐにそれだと認識することができます。
姿を確認せずとも、その音だけで近くにいることが分かります。
国産車であの音を出してしまえば、すぐに捕まってしまうほどです。
ですが合法として認められているのです。
排ガス規制などで日本仕様などにはなってはいますが、国産ほどの厳しさはありません。
また改造済みの車も並行品として輸入されていますので、国産よりは緩やかな目で見られているようです。
次に排気量ですが、まず250cc以上の車検有りと、以下の車検無しで差があります。
安全に関わる改造は有無を言わさずなのですが、それ以外の改造では微妙な差があることは事実です。
これはグレーゾーンともとれる改造があり、切符は切られないが、車検となると難しい改造があります。
そのため車検有り車の場合は、車検の度にノーマルに戻さなくてはいけなくなるので敬遠される傾向にあります。
住んでいる場所は、これは県警次第だということです。
本来警察は警察庁のもとに、日本の法律に従っていますので統一でなければなりません。
ですが暴走族に厳しい地域とツーリングが多い地域などでは、その対処が違うのも事実です。
また警察も人間ですので、見た目で判断します。
国産クラシックに乗った中年と暴走族仕様に乗った若者のバイクが同じdbであったとしたら、中年は注意のみ若者は切符を切られる恐れがあります。
これはどんなに法律を並べようが、くつがえることはありません。
改造をするときに忘れてはいけないは、あらゆる面で目立つということです。
注目を浴びるというのは、良い意味だけではなく悪い意味でも目立ちます。
普通に乗っていても、やんちゃな人や警察には目をつけられやすくなるということは覚悟しておいてください。
また改造というのは、性能を上げるものもあれば、外見を飾るものもあります。
どちらにしても、ノーマルから手を加えるということですので、メーカーの保証からは外れる可能性もあります。
どちらにしても自己責任ですので、それだけは忘れないようにお願いします。