オススメのバイク - 400cc

ミドルクラスとは思えないスタイリング・カワサキ バルカンドリフター400

カワサキのアメリカンバイクシリーズ

カワサキのバルカンシリーズといえばアメリカンバイクの代表的なブランドで、カワサキ バルカンドリフター400もその中の一つです。
バルカンシリーズの中でも、エレガントで個性的なバイクとして知られています。
ビンテージバイクのようなエクステリアは、街中を走行していると人々の注目を集めるでしょう。
「インディアン」という、アメリカ最古のモーターサイクルブランドに似ているという評判も見られます。

そもそも車名の「ドリフター」には、漂流者や放浪者という意味合いを持っています。
この辺も、国産のアメリカンバイクの中では異彩を放っている理由の一つといえるかもしれません。
「孤高の放浪者」「一匹狼」といったフレーズがぴったり来そうなバイクです。

ロングセラーになったカワサキ・バルカン

カワサキバルカンは1984年発売のバルカン700がスタートで、カワサキ史上初のV2エンジンが搭載されました。
1986年にバルカン750を発売し、2006年に生産中止されるまで20年にわたって人気のロングセラー商品となりました。
ここからバルカンシリーズは、さまざまな派生車種が登場しました。
1990年代から2000年代にかけては、400ccの比較的扱いやすい中型クラスから2,000ccのような大型クラスまで、かなり守備範囲の広いブランドに発展していきます。

そんな流れの中で、バルカン400が日本国内で投入されました。
1995年に発売されたバルカン400の別バージョンとして、今回紹介しているドリフターも登場しました。

独特の鼓動感のあるカワサキ バルカンドリフター400

カワサキ バルカンドリフター400に限った話ではなく、バルカンシリーズ全体に言える評判ですが、独特の鼓動感を持っているので乗っていて楽しいと感じられるバイクです。
国産アメリカンの中でもトップレベルの鼓動感という評価が見られますが、この辺はV2エンジンの特色ともいえます。
この鼓動感が、アメリカン好きのバイカーの間で高く評価されました。

エンジンはV型2気筒なのですが、扇のような感じのフォルムをしています。
ヘッドカバーも角ばっていてデザインもシンプルで、この辺が武骨な感じがしてカワサキらしいと評判です。
マフラーとの相性もなかなかのもので、運転するときのエキゾーストノイズは体の内部にも響いてくるような力強さがあります。
いかにも力強い加速が期待できるようなそのサウンドに、魅了されているユーザーも少なくないようです。

こちらのバイクのもう一つの魅力として見逃せないのが、ディープフェンダーです。
まるでカタツムリの殻のようなフォルムをしていることから、ファンの間では「エスカルゴフェンダー」と呼ばれていて、一見の価値ありです。