4ストロークエンジンを搭載したホンダ CRF250M
ホンダのCRF250Mは、モトクロスコース向けのオートバイになります。
元々モトクロスレースでは、ホンダは2ストロークエンジンを搭載したマシンで戦ってきました。
しかしその時々の事情などで、2001年から4ストロークエンジンの開発を開始しました。
4ストローク化することで、トルクに厚みを持たせることが可能です。
またトラクションを増加させることにも成功しました。
さらに2ストロークと比較して、排気に有害物質が含まれずクリーンです。
この辺も、エコを重視するようになった近代のニーズにもマッチしていました。
見た目はややシックなたたずまいであるところが、このバイクの特徴といえます。
ブラックを多く使うことにより、スタイリッシュでありながらどこか落ち着いた雰囲気を漂わせています。
ホンダ CRF250Mの歴史を解説
2013年に発売されたCRF250Mは、CRF250Lをベースにして製造されました。
ちなみにMとは、「Motard」の頭文字からきています。
CRF250L同様、公道走行可能なモデルになっています。
CRFシリーズは2001年から製造が開始されており、50ccから450ccまで幅広い排気量のバイクがラインナップされています。
CRFシリーズの特徴は4ストロークエンジンですが、これはMotoGPの事情によるところが大きかったです。
環境問題に配慮して、MotoGPでは排気量を増した4ストロークエンジン搭載のマシンでも参戦できるようになりました。
そのことも視野に入れて、4ストロークエンジンの開発に積極的でした。
ちなみに日本では、ナンバープレートを取得するためには、速度計やウィンカー、バックミラー、反射板などを用意しなければなりません。
並行輸入業者の中には、必要な部品の装着を行ってくれるところもあります。
サーキットでもオンロードでも楽しめるバイク
ホンダ CRF250Mの評価を見てみると、使い勝手の良いバイクという意見がしばしば見られます。
街乗りやツーリングする場合でも、十分満足できるスペックを有しています。
元々サーキット場でも実力の評価されていたエンジンが搭載されているので、走行性能はレベル高いです。
23馬力/8,500回転のスペックで、低速域からしっかり加速する感じです。
2017年モデル以降はさらにパワーアップに成功しています。
24馬力/8,500回転に引き上げられているので、低速域から高速域まで満足度の高い走りが期待できます。
サーキット場にも持ち込みやすいので、レーシングバイクとして利用しているユーザーも少なくありません。
何せ重量が146kgなので、持ち込むにしてもそれほど重たくないからです。