オレンジが鮮やかなKTM 250デューク
KTM 250デュークというと、まず見た目のインパクトが大きいです。
オレンジとブラックの2色を使ったエクステリアはクールそのものです。
オレンジをあしらったバイクはほかにはなかなかなく個性的ですから、街乗りしているときにも存在感を発揮するでしょう。
KTM 250デュークの特徴でもう一つ見逃せない点として、トレリスフレームが挙げられます。
スチール製のフレームは、デュークシリーズにはすべて採用されています。
しかもKTMはMotoGPにも参戦しているのですが、使用するマシンにもこのスチールトレリスを使っているほどです。
レーシングバイクと似たような乗り心地を堪能できるでしょう。
日本でなじみのあるデューク
KTMはかつて、日本ではマニアの間では有名なメーカーといった趣でした。
オフロードモデルメーカーだったこともあり、1970年代の終盤あたりから「オフロード界のロールスロイス」といったニックネームで紹介されることもありました。
しかし、1990年代の中盤に620デュークが日本でも発売されました。
ストリートバイクでしたが、ハイパワーエンジンで普通の人が取り扱うには少々手に余るところがありました。
しかし、2011年に発売された125デュークは手軽に取り扱えると世界的にヒットしたのです。
日本でも、毎年販売台数を更新する人気のメーカーになりました。
125ccでは少しパワーが足りないという人も出てきましたが、当時その上のクラスとなると390ccになってしまいます。
これでは少しパワーがありすぎる、そんななか2015年に投入されたのが、KTM 250デュークというわけです。
ちょうどいい感じのエンジン排気量のモデルが出てきたというわけです。
オフロードらしい走りも堪能できる
KTMはもともとはオフロードメーカーだったのですが、デュークシリーズのヒットでオフロード専門ではもはやなくなりました。
しかし、KTM 250デュークのエンジンにはオフロードバイク専門だった時代の名残があるといわれています。
単気筒エンジンではありますが、シャープによく回り、取り扱いやすいところも評価されています。
スロットルの付きもいいですし、レスポンスも弾けるようだという意見がしばしば見られました。
しかも、低回転から中回転域に差し掛かる当たりのトルクの厚みも評判です。
加速もスムーズですが、ユーザーによると7,000回転を超えたあたりからギアが変わるそうです。
ライバル車種と比較しても、かなり力強いエンジンで頼もしいという口コミもしばしば見られました。
高回転までしっかり伸び切るようなバイクが欲しい人におすすめです。