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カワサキ VERSYS-X 250 TOURER

カワサキ VERSYS-X 250 TOURERの特徴

カワサキのVERSYS-X 250 TOURERは、その名の通りツアラータイプのマシンで、パワーの高さと充実の装備が特徴です。
VERSYS-X 250 TOURERのライバルと考えられるモデルに、ホンダのCRF250ラリー、スズキのVストローム、またKTMの250アドベンチャーなどがありますが、VERSYS-X 250 TOURERの方がパワー、装備ともより充実しています。
ただ、その分、全長や重量が大きくなるのが注意点です。

VERSYS-X 250 TOURERは、新たにシャシーを開発し、ゼロから基本設計を行っているのも大きな特徴です。
上に挙げたライバル車たちは、兄弟モデルの設計をベースに開発されています。
シャシーのほかにも、外装品、サスペンション、フレーム、ホイールなどもVERSYS-X 250 TOURERのための専用設計です。

カワサキ VERSYS-X 250 TOURERの歴史と魅力

VERSYS-X 250 TOURERはもともと海外仕様だったVERSYSを日本仕様にしたもので、「VERSYS-X 250 ABS TOURER」として2017年3月に発売されました。
「TOURER」のほか、通常モデルとして「VERSYS-X 250 ABS」というモデルも同時期に発売されています。
なおABSはそもそも標準装備ということで、車名の変更が行われました。
2017年8月からは、「ABS」抜きの「VERSYS-X 250 TOURER」となり、今に至っています。

なお、当初販売されていた通常モデルはすでに日本市場になく、現在はTOURERのみです。
その理由として考えられるのは、日本のユーザーの多くがTOURERに標準装備されているエンジンガードやパニアケース、センタースタンド、DC電源などに魅力を感じ、実際多くの人が通常モデルではなくTOURERを選んだからでしょう。

ただTOURERは通常モデルより8kgも重く、そのため低回転域に不足を感じるとの声もありました。
ワインディングを攻めたいような人には通常モデルが向いているでしょう。
ただしTOURERという名の通り、このモデルは長距離のツーリングでこそ威力を発揮するのが魅力です。

ゆとりのあるライディングポジションのために疲れにくく、スクリーンがしっかり風を防ぐため、こちらも長時間の運転でも疲れない工夫がされています。
前輪が19インチと悪路もしっかり走る走破性があるほか、衝撃をしっかり吸収してくれるサスペンションも魅力です。
短距離のツーリングでは、十分な魅力が味わえないのではないでしょうか。
1日に500kmぐらい走破するような本格的なロングツーリストなら、VERSYS-X 250 TOURERの魅力が存分に楽しめるはずです。