改造

バイクのキーレスエントリー化

キーレスエントリーとは

最近、バイクのキーレスエントリー化が進んでいます。
キーレスエントリーというのは、文字通り鍵なしでエンジンをスタートさせることができる機能のことで、鍵穴に鍵を挿し込まなくても遠隔操作でエンジンをスタートさせることができます。

キーレスエントリーシステムに使用される鍵は、「リモコンキー」「キーレスキー」「スマートキー」などと呼ばれています。
車にはキーレスエントリーシステムが採用されており、ドアの開閉は遠隔で行うことができますが、バイクでもこのシステムを採用ものが増えてきています。

キーレスエントリーの仕組み

キーレスエントリーシステムは、電波のやり取りによって機能します。
ちょうどテレビをリモコンで操作するようなもので、バイクとキーに送受信機が備わっており電波をやり取りしてエンジンをスタートさせたりするのです。

キーレスキーは国によって周波数が決まっており、日本はアメリカと同じ315Mhz、ヨーロッパでは433Mhzが採用されています。
それぞれのキーレスキーは暗号化された固有情報を持っていますので、同じ周波数と言っても自分の持っているキーレスキーで他のマイクが反応してしまうようなことはありません。

キーレスキーを持っていれば鍵穴に鍵を差し込む必要がないため、バイクで時々起こる「鍵を差し込んだら折れてしまった」「鍵が抜けなくなった」といったようなアクシデントに見舞われることもありません。
盗難防止効果が高いのもキーレスエントリーシステムの大きなメリットですが、電池切れにだけは用心しなければなりません。

キーレスエントリーは後付け可能

非常に便利なキーレスエントリーシステムですが、後付も可能なのでバイクショップに依頼して付けてもらうのもいいアイディアです。
バイクいじりが好きな人なら、もちろん自分で取りつけることもできます。

キーレスエントリーキットはバイクショップで買うかあるいはインターネットで注文することになりますが、価格は3000円代のものが一般的です。
セキュリティアラームのついたものだと6000円ぐらいしますが、圧倒的な安心感があるので少しお金を出してもこちらの方がおすすめかもしれません。

特にマンション住まいでマイクを共同の駐車場に駐車しているような人は、ぜひこのシステムを取り付けておきたいものです。
中には、自動車とバイクの両方に取り付けることのできるタイプのキーレスエントリーキットもあります。

メーカーやモデルによっては適合しないこともありますので、購入する前に必ず確認するようにしましょう。
キットには説明書が付いてきますが、配線がちょっと面倒なので知識があまりない人はプロに取り付けを頼んだ方が無難です。