第二次ビッグスクーターブームの引き金となる「FORZA」
HONDA FORZA(フォルツァ)は、新世代ビッグスクーターとして発売された最新システム搭載のバイクです。
もともとMT車が一般的だったバイク市場において、大型スクーターが登場して大ブームとなったのは今から10余年あまり前のことですが、現在では一旦落ち着いた感じがあります。
とはいえビッグスクーターというバイクは面倒なギアチェンジをしないで大型バイクに乗ることができる非常に利便性に優れたものであることから、現在でも根強い人気があります。
もう一つここ近年のバイク市場全体の流れとしてエコバイクが急ピッチで開発されているということがあり、中でもモーターを搭載させやすいスクーターにおいては既にいくつもの車種が市場に出回るようになりました。
そんな中で登場した新世代ビッグスクーターがHONDA FORZAで、2018年にフルモデルチェンジが行われたことにより、外観も性能も一気に最新のものへと変化しました。
HONDA FORZAは250ccクラスのスクーターであり、セレクタブルトルクコントロールや電動スクリーン、スマートキーシステムなどの電装部を強化しているところに大きな特徴があります。
フルモデルチェンジにより、約10kgの軽量化が行われておりホイールベースも35mm短縮されました。
新たになったフレームでは旧モデルとは全く異なる一から設計をしなおしたものとなっており、それにより剛性および軽量化を実現しています。
またABSが標準装備となっているなど安全面についても新システムが導入されており、より多くのユーザーにとって使いやすいビッグスクーターとなりました。
HONDA FORZAは初代モデルが登場したのは2000年で、2018年で5代目となっているのですが、モデルチェンジのたびに最新のシステムが搭載されていくというところで注目をされています。
ちなみに4代目モデルからはグローバル展開をしており、現在も欧州やアジアなど世界各国からユーザーを獲得しています。
ネックとなるのは脚付きと車体の大きさ
使いやすいバイクのHONDA FORZAですが、車体全体がかなり大きいというところが購入のネックとなるようです。
特にシート高の高さはパッと見てすぐに気になるところで、ビッグスクーター特有の大きめのシートもあって小柄な人にはやや不安があります。
実際に乗ってみたレビューを見てみると、小柄な女性では乗車中全く足がつかないというくらいの高さとなっているので、普段の取り回しでは若干苦労をすることがあるかもしれません。
価格は65万円を超えるというかなりの額となっていることから、気軽な街乗りというよりは高級ビッグスクーターという位置になるでしょう。