グランドツーリングも見込んだ最上クラスのスポーツセダン
ヤマハのGRAND MAJESTY400は、ビッグスクーターという面に加えてグランドツーリングモデルとしての役割も持っています。
美しい見た目をしていますし、乗った時のツーリング性能面では非常にこだわって造られている点が特徴です。
大型スクリーンやエアロボディに関しては、単独での走行のみではなくタンデムライドのことも考えられていて、後部座席でもさほど風を巻き込まないのが魅力です。
シートについても、長距離走行やタンデム走行のことが考慮されているので、パッセンジャー側にはバックレストが標準で付いています。
ライディング時には安定感があるので、疲労も軽減されるのではないでしょうか。
燃料タンクを14リットルにすることにより、給油をせずに大体300キロほどは走行できるようになっているのも、やはりツーリングなどに着眼点を置いている面もあるからと考えられます。
さらに、ビッグスクーターの定番としてしっかりと収納スペースが確保されていて、レインスーツなどであればセパレートタイプのフロント収納に納めるのも余裕でしょう。
シート下のスペースは広くて夜間照明が付いているのも便利になっていますので、XLサイズのフルフェイスヘスメットを2つ入れたとしてもまだ十分な空きが確保できるのです。
GRAND MAJESTY400の車体などについて
車体に関しては、アルミダイキャストフレームに加えて394ccの水冷DOHC単気筒エンジンが採用されていて、剛性が高まり車体がより安定するようになり、400ccエンジンの力によって走りにも余裕が生まれました。
サスペンションに関してもタンデムに配慮した大径のものが取り入れられていて、ロングホイールベースと合わせてGRAND MAJESTY400の快適性の軸となっています。
モデルの分類別ではビッグスクーターになるものの、造りこみや装備の方向性を見てみれば、特徴として近いのは欧州などで支持されているツアラーモデルなのではないでしょうか。
シート上下収納は、XLサイズのヘルメットが2個入る程度のサイズです。
実際にフルフェイスヘルメットやジャケット、レイン装備などを収納してみても、まだ余裕のある状態となります。
1泊2日程度の旅行であれば、2人分でも荷物が収納できるでしょう。
さらにシート自体はクッション性が効いていて、座り心地がとても良好です。
幅が広いので足つきにやや難があるものの、座り心地が包み込むような印象であり、足つきに関してもさほど気にならないでしょう。
バックシート後方にもバックレストが標準装備されていて、安定感のあるポジションを保ちやすい点も魅力となっています。