ヤマハ XMAX ABSの特徴
「XMAX ABS」は、ヤマハが2018年に発売した250ccのスポーツスクーターです。
「Blue Core」という走行性能と環境性能を両立することに成功したエンジンを採用し、パワフルな走りと安定性、実用性を実現しました。
またフロントフォークにはテレスコピック式を採用し、それが走りにも見た目にもよりスポーティーさを増すことに貢献しています。
XMAX ABSの前輪には15インチサイズのホイールが採用されています。
250ccクラスのスポーツスクーターのなかでも大きいサイズで、コーナー時の安定感は非常に高いです。
そのほか、ヘッドライトを始めテールランプにもLEDライトが採用されているうえ、「X」のデザインがあちらこちらに施されています。
タコメーターやシートの形状などにもスポーティーさが感じられます。
シートにはちょっとした背もたれがあるので、ワイルドな走りをする時でもストッパーとして体を支えてくれるでしょう。
また、ビッグスクーターならではの大きなラゲッジスペースも特徴です。
ヘルメットに加え、A4サイズのバッグがそのまま入るサイズにデザインされています。
45Lと大容量ですので、積載量はかなり高いです。
もちろん「XMAX ABS」という名前のとおり、ABSを標準装備しているのも大きな特徴でしょう。
急ブレーキをかけた時にタイヤがロックされるのを防ぐため、高速道路や濡れた路面を走る時にも安心感があります。
シート高が795mmと高めなので、背の高くない人だと地面に足が届きにくいのが注意点です。
170cm以上の男性でもかかとは浮くと思われます。
ただその分、ステップボードに加工が施されており、足がつきやすいように工夫されているのが特筆すべき配慮です。
なお、排ガス規制に適合させるために2021年にマイナーチェンジが施されています。
ヤマハ XMAX ABSの乗り心地と魅力
XMAX ABSに乗ると感じられるのが、そのしっかりした剛性感です。
フロントフォークがしっかりしているため、スポーツバイクのようにどんな状況でも車体の安定性を保ちます。
大きく傾けるような車体にストレスがかかる状態でも、不安なところがまったくなく、安心して加速できるでしょう。
高速道路での直進安定性が優れているのはもちろん、ワインディングの続く道でもアクセルを開きやすいのが走行していて魅力に感じられます。
安心して走ることができるのは、XMAX ABSに搭載されたトラクションコントロールも一つの理由です。
砂利道、濡れた路面、曲がっている途中のマンホールの上など、スリップしやすいさまざまな場面でタイヤの空転を防ぎ、しっかりとした駆動力が得られます。
まさにスポーツバイクの乗り心地と言って過言ではありません。