2気筒トップレベルのパフォーマンスが期待できるホンダ CBR250RR
250ccクラスのスポーツバイクを探している、何よりもパフォーマンス重視であれば、今回紹介するホンダ CBR250RRは第一候補になるでしょう。
サーキット性能は、ほかのどの車種よりも圧倒するといわれています。
特に2気筒の250ccエンジンの中では、史上最強という評価もあるほどです。
高回転高出力型のエンジンではありますが、トルクにも厚みがあり、まさにオールラウンダーといってもいいでしょう。
低回転でもスムーズに発信しますし、5,000~8,000回転といった中回転域に突入すると一層力強さが増します。
しかし、ここで満足するのはまだ早いです。
13,000回転くらいはスムーズに伸びていきますから、250ccエンジンであることをしばらく忘れてしまうような乗り味です。
ホンダの代表するロングセラーモデル
ホンダ CBR250RRは、CBR250Rのフルモデルチェンジ車として1988年に発売されました。
ライダーの技術に関係なく、ハイレベルの走りをだれでも手軽に楽しめることを目標にして開発されました。
2000年にはいったん生産終了になりましたが、2017年に新しいモデルとして再度発売されました。
インドネシアジャカルタの合併法人からインドネシアをはじめとして、東南アジアを中心に販売開始されました。
日本国内でも発売され、国内仕様のホンダ CBR250RRにはドライブ・バイ・ワイヤの採用された点が注目されました。
従来の機械式制御ではなく、電気信号で運転をコントロールするシステムのことです。
自動車ではこのシステムを導入している車種も少なくありませんが、バイクの250ccクラスではこのCBR250RRが初めての試みでした。
どこでも誰でも乗れる魅力
ホンダのCBR250RRの魅力は、だれでも乗りこなせる点にあります。
初心者でもしばらく乗り回せば慣れてくるでしょうし、スキルのある上級者が運転すればかなりのスピードを出すこともできます。
ハンドリングは軽快ですし、安定感もあるので安心して運転できるとユーザーの間では高く評価されています。
また、ハンドルを切り返すときにはスピーディなレスポンスなので、自分の思うように運転できるので楽しいでしょう。
前傾姿勢がやや強く、はたから見るとスポーティな乗り心地を想像するでしょう。
もちろんワインディングやレースで使用することも可能です。
一方で、街乗りで運転しても別に違和感はありません。
狭い路地でもレスポンスの良さで、すいすい進んでいくことができます。
手軽さとスポーティさを併せ持っているので、いったん生産中止しても復活したのかもしれません。