オススメのバイク - 125cc

PEUGEOT ジャンゴ

PEUGEOT ジャンゴの特徴

フランスの自動車メーカー、プジョーが販売するスクーターが「ジャンゴ」です。
プジョーといえば車のイメージがありますが、実は19世紀からバイクの製造販売を手がけている世界でも老舗中の老舗なのです。
そんな老舗のバイクメーカープジョーから2018年、ジャンゴが日本に送り込まれてきました。

プジョーには、「S55」や「S57」といった1950年代に一世を風靡したスクーターがあります。
ジャンゴは、それら伝説的なモデルを現代に蘇らせたかのようなレトロな外観が大きな特徴です。
ボディラインは丸みを帯びた優雅な曲線で、それに加えてメッキパーツと深みのある色合いの塗装によって、全体的に非常にエレガントに仕上がっています。
スチールプレス製の1950年代のモデルと違ってジャンゴのボディは樹脂製ですが、随所の工夫で往年の雰囲気をよく再現した外観です。

丸みを帯びたエレガントなボディのため、見た目の印象はかなり大きく映ります。
同じレトロ系のPGO ジェイブブ125デュオスが1,720mmという全長に対し、ジャンゴの場合1,925mmですから、大きめのサイズなのは確かでしょう。
またジェイブブの10インチホイールに対して、ジャンゴには12インチホイールが採用されています。
それも見た目のサイズ感を大きくしている理由です。

ただし、ホンダのPCXと比べて全長は同じ、幅はジャンゴの方が狭いぐらいなので、実際はジャンゴがそこまで大きいわけではありません。
ちなみに車体重量は乾燥重量129kgです。

なお、見た目にはレトロですが、中身は21世紀のスクーターだけに最新式です。
DC12Vのソケットを備え、灯火類にはLEDライトを採用しています。
また、前輪にはABSが標準装備で雨の日でも安心です。

PEUGEOT ジャンゴの魅力と乗り心地

ジャンゴの魅力は、やはりその見た目の美しさでしょう。
国産の一般的なスクーターの場合、ステップに両足を載せた時の足の前側の部分は無味乾燥な樹脂のままです。
ところがジャンゴの場合、ここにも丁寧な塗装がされており、それだけでおしゃれな雰囲気がよく出ています。
各部の小物類もおしゃれで、なかなか国産車にはない高級感です。

しかもジャンゴにはツートンカラーの「エバージョン」を始め、ワントーンの「ヘリテージ」、カラーリングがポップな「ID」、スポーティーな「S」、また、リアボックスを備えた「アリュール」といったバリエーションがあります。
お好みでテイストが選べるのは大きな魅力です。

もちろん肝心の走りもジャンゴは優れており、加速性能が高くどっしりと安定した走りです。
コーナーリングもしなやかで、制動力に不安はありません。
シートが広く、タンデム時には同乗者も乗り心地よく感じられるでしょう。